2016年2月19日金曜日

THAADミサイル

Q:アメリカと韓国では、THAAD配備について議論が進んでいると認識しています。これについて、日本の安全保障について、米韓でTHAAD配備が進むことについてどのようにお考えか伺えますでしょうか。


A:米韓におきまして、THAADの配置等を巡る問題につきましては、これは他国間のやりとりでございまして、防衛省としてはお答えする立場にはございませんが、北朝鮮の核実験とか、また、弾道ミサイルの発射などをうけた現在の半島情勢を踏まえて、米韓の間で議論されるべきものであると認識をしております。

Thaad missile and launcher.jpg
THAADミサイル(終末高高度防衛ミサイル、英語Terminal High Altitude Area Defense missile, サードミサイル)は、アメリカ陸軍が開発した弾道弾迎撃ミサイル・システム。当初は、戦域高高度防衛ミサイル英語Theater High Altitude Area Defense missile)と呼ばれていた。(wikipedexia)



Q:今の関連で改めてお聞きしますけれども、日本へのTHAAD配備、導入の可能性のお考えをお聞かせ下さい。


A:これは防衛大綱でも書いておりますが、北朝鮮の弾道ミサイルの能力の向上を踏まえまして、わが国の弾道ミサイルの対処能力の総合的な向上を図るとしております。

具体的には、わが国全域を防護し得る能力を強化するために、即応態勢、同時対処能力、そして継続的に対処できる能力を強化していくということで、関連する情報の収集、また、平成26年度から調査研究を実施しておりまして、引き続き様々な検討を精力的に行っているところでございます。

現在、このTHAADを導入するという具体的な計画はありませんけれども、新たなアセットの導入につきましては、具体的な能力強化策の一つとなり得ると考えておりまして、わが国のMDの将来的なあり方等につきましては、やはり、国民の生命・財産を守るという観点で、米国の先進的な取組み、装備品も研究をしつつ、先だっても私、ハワイを訪問致しまして、このMDのシステム、また、Xバンド等の情報収集の装備並びにこのTHAADなどについて、米側から説明を受けたというところでございます。

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