フィリピンのスービック港に、本日(平成28年4月26日)寄港予定である海上自衛隊の護衛艦「いせ」は、多国間共同訓練「コモド」に参加した後、フィリピンの、スービック港に入港する予定です。
日本とフィリピンとの間では、昨年(2015年)1月に日比防衛相会談において、署名した覚書に基づいて、訓練・演習の拡充、海洋安全保障分野を含む、防衛交流、そして、協力を促進・強化しており、このような取組みを通じて、フィリピンと友好親善及び協力の強化を促進をしていくという狙いであり、重要な取り組みであると考えてます。
一方で、今回一番大きな目的は、インドネシア海軍主催の「コモド」2016の共同訓練に参加したことですが、このような多国間の訓練、また2国間の訓練に参加することは、海上自衛隊の戦術技量の向上とともに、参加国間の信頼強化に資するものであり、相手先国との実質的な協力の一つとなりますので、地域の平和と安定に貢献をする結果に繋がるものです。
南シナ海については、「航行の自由」や「シーレーンの安全確保」が、わが国にとって、重要な関心事であるので、開かれた、自由で平和な海を守るために、国際社会が連携していくことが重要です。