2016年2月26日金曜日

西太平洋に潜水艦及び駆逐艦を追加配備検討

Q:南シナ海情勢に関してなのですが、アメリカのハリス司令官が、南シナ海での中国の海洋進出を牽制するために、ステルス艦の展開も視野に、南シナ海で米艦による巡視を強化する方針を示しましたが、防衛省としての受け止めをお願いします。




A:24日、米国の下院の軍事委員会の公聴会におきまして、ハリス太平洋軍司令官は、「「航行の自由」作戦は、回数を増やして一段と複雑な内容にするつもりである。また、西太平洋に潜水艦及び駆逐艦を追加配備することも検討する」旨発言したと承知しております。

わが国としては、これまでも表明をしているとおり、南シナ海における米軍の「航行の自由」作戦を支持してきておりまして、ハリス太平洋軍司令官の発言を歓迎致します。いずれにせよ、わが国としては、開かれた自由、そして平和な海を守るために、国際社会が連携をしていくということが重要であると考えております。

 
ステルス艦とは、ステルス性(軍用機軍艦戦闘車両等の兵器レーダー等のセンサー類から探知され難くする軍事技術)を有する軍艦のことである。

Q:南シナ海情勢について、中国が南沙諸島の軍事拠点化を進めていることに関連して、防空識別圏を拡大させる懸念があるということを表明しました。これについて、南シナ海情勢について、中国が防空識別圏を拡大させる可能性、これについての大臣の受け止めをお願いします。


 防空識別圏
http://stumbleon.blog.fc2.com/blog-entry-52.html(引用元)


A:中国は南シナ海で防空識別区の設定に関して、「設定するか否か、いつ設定するかは、航空安全が脅威を受けているか否か及びその脅威のレベルによって決定する」と表明を致しております。その設定の可能性を排除していないと承知をしております。南シナ海を巡る問題は、アジア太平洋地域の平和と安定に直結する国際社会全体の関心事項でありまして、中国は独自の主張に基づく一方的な措置をとることを控えるべきであると考えております。



Q:仮に、防空識別圏の設定をされた場合に、日本としては、自衛隊としては、これを無視するのでしょうか。対応はいかがでしょうか。

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A:仮定の質問でありますので、お答えは控えさせていただきますけれども、いずれにしましても、南シナ海を巡る問題はいろいろな国が関わっている地域でもありまして、アジア太平洋地域の平和と安定に直結する問題でございます。そういう意味におきましては、現状の変更や、また中国は独自の主張に基づく一方的な措置をとることを控えるべきであると考えております。




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